床暖房。憧れますか?

昨日に引き続き、暖房器具についてです。


床暖房。憧れますか?

いろんな家創りをさせていただく中で、床暖房を導入したいというご要望をよく伺います。

見た目がスッキリしているのに、ほんのり暖かい。

足元が寒く感じる場合には、輻射熱も含めてとてもよさそうです。

とてもいい暖房器具なのですが、いつもお伝えすることがいくつかあります。

1)暖まるまでに時間がかかる

2)ランニングコストが高くなりがち

3)故障した場合に、床をはがさないといけない

特に、3)については、大きな工事になってしまうため、気を付けて説明します。


それと、床仕上げについて。

無垢のフローリング(特に杉等)を採用すると、複合フローリングのような冷えた肌さわりは軽減されます。

ただし、無垢材に床暖房を組み合わせると、通常以上に乾燥収縮することになります。

せっかくの無垢材でも表面に堅い塗装がしてあれば、複合フローリング同様、冷えた肌さわりになってしまいます。


総合的には、無垢のフローリングを採用して、肌さわりをよくして、断熱をしっかりと実施して、床暖房ではなく、他の暖房機器を採用することがお勧めです。