炭化コルクの断熱材って?

炭化コルクという素材。

コルクの皮を粉砕して集め、400℃で蒸し焼きすることでできています。

接着剤を使わず、炭化発砲させているのも特徴だと思います。

 

この自然素材をベースにした材料は、断熱材として

使用されています。

 

コルクがもともと持っている、発砲構造を残して炭化させるので、

断熱性があるのは理解しやすいですよね。

 

それに、調湿作用があるといわれているので、結露の発生を

抑制できるのも良い点です。

 

素材としては申し分ないのですが、断熱性能を他と比較すると

少し劣ります。

素材としての断熱性能は、セルロースファイバーと同程度なのですが、

厚みの規格が50mmまで。

 

断熱材は、断熱性能×厚みで決定するので、セルロースファイバーの厚みの

半分になってしまうというのは、断熱性には不十分です。

 

2枚重ねにするか、別の断熱材と組み合わせるかの選択になります。

 

ただ、素材としては魅力的。

ぜひ前向きに検討をしていきたいと思います。